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「現代に大福帳を復活させたらどうなるか?」
大福帳は、江戸時代の商人が命懸けで守ったデータベース。お客様の名前はもちろん、何をいくら買ったかという売掛金情報まで、商売に必要なデータが全部書いてある最重要書類です。
こんにゃく粉を使った特殊な防水紙でできており、当時江戸で頻繁に起きた火事の際には商品より先に井戸に放り込んで焼失を防いだといいます。いわば商人の命。
つまり、大福帳さえあったら、焼け出されてもまた商売を始められるほどの大切なノートなのです。
わたくしは昔からこのお話が大好きで、大福帳というものに勝手に憧れていました。
そんなとき「水にめちゃくちゃ強い紙がある。」ということを知りました。聞くと、クリーニング店のタグとして使われている特殊紙とのこと。耐洗紙というのだそうです。
「この紙を使えば、江戸商人の命であった最重要ノート、大福帳が復刻できるかもしれない!」
ということで、耐洗紙のタグメーカーさん、そして昔ながらの和綴じ製本ができる工場さんにお声をかけまして、クラウドファンディングにチャレンジすることになりました。
https://www.makuake.com/project/daifukucho/
こうして、現代の製紙技術(クリーニングタグの耐洗紙)と、伝統的な製本職人の手仕事で大福帳を復活させることができました。
水にめっぽう強い紙ですから、屋外でもお風呂でもへっちゃらです。
そんな大福帳、何か大事なことを書き入れることで、心と頭を整理しながら、江戸商人たちの息遣いと粋な趣味を感じていただければ幸いです。
また、大福帳は「書き入れ時」の語源でもあり、かなりの縁起物でもあります。酉の市の熊手飾りに必ずあしらわれているのはそのせいです。
つまり、身近に飾っておくだけでお洒落なラッキーアイテムでもあるのです。
表紙:エンボス
本文用紙:耐洗紙(白)無地
サイズ:272mm×180mm
※現代の大福帳は株式会社ノウト・株式会社共生社・株式会社国宝社の3社共同開発商品です。(クラウドファンディングで先行発売)
https://www.makuake.com/project/daifukucho/
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